マイライフ出版は7月5日、サラリーマンの自己実現に関する実態調査の結果を発表した。同調査は、自己実現の障害となる要因についてまとめたもので、120名のサラリーマンに対して実施され、有効回答数は75名。

同社は、多くのサラリーマンの方が「自分らしく後悔しない人生」を送りたいと思う一方で、給料や家族のために自分をごまかして生活していることが多く、自分で制限をかけているとして、こうした制限を「自己障害」と名づけた。

サラリーマンが自己障害に早く気付いて解決を図ることで、自分の制限を外してやりたいことを行い、本来持つ力を発揮できれば、社会に多くの価値を創出できると考え、その解決ソリューション提供を目的に、サラリーマンの自己実現障害要因を調査した。結果、その関係性を解明できたとしている。

自己実現の構造 資料:マイライフ出版

同社は、自己実現における「自己障害」を次の6点に分類し、「シックスバリア」としている。

  • 全く自信がない

  • 行動への不安(メンタルブロック)

  • お金への不安

  • 対人力への不安

  • 本当にやりたいことがわからない(自分軸)

  • 夢の実現法がわからない

調査の結果、自己実現の自己障害としては、「お金への不安」「本当にやりたいことがわからない(自分軸)」が多いという結果になった。6つの障害について、障害が大きい順に並べてもらったところ、第1位として最も多く挙がったのは「お金」だった。

障害度が大きい順に並べた場合の第1位の数 資料:マイライフ出版

また「お金への不安」は、「行動への不安(メンタルブロック)」「対人力への不安」と関係性が強く、「本当にやりたいことがわからない(自分軸)」は、「全く自信がない」「夢の実現法がわからない」と関係性が強いことが判明した。

今回の調査で明確になった関係性の強さ 資料:マイライフ出版